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J2松本、ホーム開幕戦アルウィン使えない?芝全面張り替えで

[ 2017年10月31日 05:30 ]

 J2松本が来季のホーム開幕戦を本拠アルウィンで行えない可能性が浮上した。競技場を所有する長野県が30日、今季終了後に芝の全面張り替えを行うと発表。18年3月末まで利用できない見通しとなった。来季カテゴリー、日程は未定だが、例年3月中旬以降にホーム開幕戦を行っている松本が新しいピッチでプレーできるのは早くても4月になる。

 Jリーグ規約は「同一大会でアウェーゲームが3試合以上連続しないこと。ただしJ3はこの限りではない」と定めている。降雪地帯は特例が認められ、松本は16、17年のJ2で開幕3戦を敵地で戦った。来季は開幕からアルウィンが芝の養生を終えて使用可能となる4月まで、アウェー戦が続く可能性もある。今季日程に当てはめればJ2で5試合、J1で4試合を不利な敵地で戦うことになる。

 解決策として代替地での開催もあるが、県内でJ1、J2の試合が行えるのはアルウィンとJ3長野の「長野Uスタジアム」のみ。開催地は関係者の協議で決定するが、宿敵である長野本拠での松本ホーム戦開催は双方のファン感情も含めて調整が困難とみられ、県外でホーム開幕戦を迎えることもあり得る。

 いずれにしても開幕ダッシュを決めたい来季は、経験がない「開幕4戦以上の連続アウェー戦」か「アルウィン以外のホーム開幕戦」となることが濃厚。山雅が困った状況になることは間違いない。

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2017年10月31日のニュース