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本田2戦連発!“俺を忘れるな”代表選出不透明も続ける「努力」

[ 2017年10月31日 05:30 ]

メキシコリーグ・前期第15節   パチューカ2―2サントス・ラグナ ( 2017年10月29日 )

サントス・ラグナ戦の前半、ゴールを決め雄たけびを上げるパチューカの本田
Photo By 共同

 パチューカのFW本田圭佑(31)が29日、後半40分まで出場したアウェーのサントス・ラグナ戦でリーグ戦3点目をマークした。試合は2―2で引き分けたが、1―0の前半40分に左足で流し込んだ。25日のメキシコ杯決勝トーナメント1回戦サカテペク(2部)戦に続き移籍後初の公式戦2試合連続ゴール。31日には、11月に欧州遠征(10日ブラジル戦、14日ベルギー戦)を行う日本代表メンバーが発表される。

 いとも簡単にネットを揺らしてみせた。1点リードの前半40分、中央のスペースへ走り込んだ本田は、右クロスからハラが落としたボールを左足ダイレクトで合わせた。浮き球のシュートは、ゴール左へ。華麗な崩しから圧巻のフィニッシュだった。

 まるで“俺を忘れるな”とばかりに調子はうなぎ上りだ。2得点を挙げたメキシコ杯決勝トーナメント1回戦サカテペク(2部)戦に続くゴール。移籍後初となる公式戦連発は、標高1000メートル以上の高地に順応し始めた何よりの証拠だ。試合後は取材に応じなかったものの、報道陣の問い掛けに手を上げた表情には余裕もうかがえた。

 104文字の決意があった。28日に、自らのツイッターを更新。「努力が人よりも続けられる人は必ず成功する。そして努力の方法が分かってる人は大きく成功できる。理由は簡単で、ほとんどの人が努力を続けられへんから。そして努力を続けられへんのは、目的がないか、目的を見失ってるから」。何度も困難を乗り越えてきた男が、道標となる言葉を記していた。

 31日に日本代表の欧州遠征メンバーが発表される。関係者によると、パチューカには招集の可能性を告げるレターが届いているが、実際にハリルホジッチ監督から選出される可能性は低いという。かつての大黒柱も存在感が薄れつつある。だが、どんな形になろうとも、本田がぶれることはない。10月の代表落選後、自らを「亀」と表現した。集大成と位置づけるW杯ロシア大会へ、努力を続けていく。

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2017年10月31日のニュース