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神戸 王者・鹿島撃破 後半ロスタイムにラストプレーで同点 PK戦制す

[ 2017年10月25日 22:27 ]

第97回天皇杯全日本サッカー選手権大会準々決勝   神戸1―1(PK5―4)鹿島 ( 2017年10月25日    神戸ユ )

PK戦のもつれ込んだ一戦は神戸・岩波が決着をつける
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神戸が前年度優勝チームの鹿島をPK戦の末に破って17年ぶりの準決勝進出を決めた。

 後半18分に昌子のゴールで先制を許したが、ロスタイムも終わりに近づいた後半49分、元ドイツ代表FWルーカス・ポドルスキの左クロスに元日本代表FWハーフナー・マイクが芸術的にヒールで合わせて土壇場で同点。延長戦でも決着つかずに突入したPK戦では、先攻・鹿島で3人目のキッカーを務めた中村が正面やや左に蹴ったボールにGKキム・スンギュが鋭く反応して阻止すると、神戸は5人全員が成功させて5―4でPK戦を制した。

 8月に就任した吉田孝行監督(40)は「天皇杯は次に進むことが大事なので、勝てたことは本当にうれしい。何より選手たちが最後まで諦めずに戦ってくれた、その姿勢がうれしいです」とし、「途中で入ったマイクが最後まで諦めずにやってくれた。ルーカスも最後、脚を痛めていたが、最後のワンプレーで振り絞ったような感じだった」と王者相手に敗色濃厚な後半ロスタイムにラストプレーで値千金の同点弾をもぎ取ったプレーを絶賛した。

 12月23日に行われる準決勝ではC大阪と対戦。「決勝へ行くためには勝たないといけない。その前にリーグ戦もあるので、しっかりといい準備をしていきたい」。吉田監督は言い切った。

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2017年10月25日のニュース