×

元リベリア代表FWウェア氏 母国の大統領選挙で決選投票に進出

[ 2017年10月20日 16:34 ]

 ACミランなどで活躍し、95年にFIFA世界最優秀選手に選ばれた元リベリア代表FWのジョージ・ウェア氏(51)が、西アフリカの母国リベリアの大統領選挙で決選投票に進出した。

 ノーベル平和賞受賞者エレン・サーリーフ大統領の任期満了に伴う10日の大統領選で、選挙管理委員会は19日、ウェア氏が38・4%を得票し首位だったとの最終結果を発表。ただ過半数を獲得した候補者はおらず、得票率が28・8%で2位だった与党のジョセフ・ボアカイ副大統領との間で11月7日に決選投票が行われる。

 投票直後から、地元メディアではウェア氏優勢が報じられ、モナコ時代の恩師であるアーセナルのベンゲル監督が12日に「私の元選手がリベリアの大統領になることを祝福したい」と誤ってコメント。本人は「まだ選挙管理委員会が結果を発表したわけではない」と慎重に語っていた。

 「リベリアの怪人」と称されたウェア氏は2003年の現役引退後、母国で政界に進出した。前々回の2005年大統領選にも出馬。投票で20人中最高の得票28%を得たが、決選投票で敗れ、サーリーフ氏がアフリカ初の民選女性大統領として当選した。その後、ウェア氏は英国、米国の大学に留学後し、09年にリベリアの上院議員選挙に当選していた。

続きを表示

2017年10月20日のニュース