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ルーニー 代表引退を表明「とても難しい決断だったが…」

[ 2017年8月23日 23:22 ]

 エバートン(イングランド)のFWウェイン・ルーニー(31)が23日、イングランド代表からの引退を表明した。

 自身の公式サイトで、サウスゲート監督から昨年11月以来の代表復帰の打診があったことを明かした上で「本当にありがたかったが、イングランド代表から引退すると伝えた。とても難しい決断だったが、家族、エバートンの(クーマン)監督、親しい人々と話し合って決めた。イングランド代表でプレーすることはいつも特別だった。代表選出、キャプテン就任は本当に光栄だった。助けてくれたみなさんに感謝したい。だが、今が辞める時だと思う」と記した。

 2003年に当時最年少の17歳111日でA代表デビューを果たしたルーニーは、同年の史上最年少17歳317日での初ゴールを皮切りに、昨年まで14年連続で53得点を積み重ねた。15年には伝説のボビー・チャールトン氏(49得点)を抜いてイングランド代表の最多記録を樹立。GK以外では同代表史上最多の国際Aマッチ119試合に出場し、昨年11月のW杯欧州予選スコットランド戦が最後の試合となった。

 今夏にマンチェスター・ユナイテッドから古巣のエバートンに復帰。プレミアリーグ開幕から2試合連続ゴールを記録し、代表復帰が期待されていた中で、突然の引退表明だった。今後については「エバートンの成功を助けるためにエネルギーを集中したい」とした上で「私は熱心なイングランド代表ファンでありつつける。数少ない後悔の1つが、大会(W杯、欧州選手権)で成功できなかったこと。イングランド代表が躍進できるよう、みなさん応援してほしい。いつか夢がかなうのを、一ファンとして楽しみにしている」と1966年以来遠ざかっているW杯制覇の夢を後輩達に託して代表ユニホームに別れを告げた。

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2017年8月23日のニュース