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これが世界のポドルスキ!神戸“初陣”いきなり絶妙アシスト

[ 2017年7月23日 05:30 ]

プレシーズンマッチ   神戸2―2(PK4―2)仙台 ( 2017年7月22日    ユアスタ )

<仙台・神戸>前半、シュートを放つ神戸・ポドルスキ
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 鮮烈デビューだ。神戸の元ドイツ代表FWルーカス・ポドルスキ(32)が22日、仙台とのプレシーズンマッチに先発。実戦デビューは前半のみの出場だったが、1点リードの34分に渡辺のゴールをアシストした。Jリーグデビュー戦となる29日の大宮戦(ノエスタ)へ向けて存在感を示した。試合は2―2の末、神戸がPK戦で勝利した。

 W杯に3度出場し、14年ブラジル大会では世界一。輝かしい実績を残してきたポドルスキは、実戦デビューでの1アシストにも平然としていた。

 「大事なのは次の試合。アシストも大事だけどチームメートとのコンビをつくる方が重要だった」

 世界基準の技にスタジアム全体が酔いしれた。前半34分にスペースへ抜け出した渡辺を見逃さず、絶妙なスルーパスを通してアシスト。ボールタッチは30回以上を数え、ミスはわずか1回だった。渡辺は「彼が前を向いてボールを持った時に動きだせばパスが出てくると思った」と話し、ネルシーニョ監督は「ポジショニング、ボールを受けるタイミングはインターナショナルレベル。プレーの質は高く、プラスになることを証明してくれた」とうなずいた。

 ゴールは本番までお預け。開始直後の左足ミドルなど、2本のシュートはともに枠外だった。「次の試合でゴールやアシストをしなければ、世界中が議論を始めるだろうね。ただ、僕は経験も持っていて、神戸には何も手土産なしで来たわけじゃない。僕の経験、パワーを還元して何か勝ち取りたいと思っている」。高い注目を集めていることは十分に自覚していて、「3〜5試合もすれば100%の状態になる」とさらに上のパフォーマンスを約束した。

 愛読する漫画「キャプテン翼」の日向小次郎のキャラクターが描かれたすね当てを着用しており、Jリーグデビュー予定の29日の大宮戦では新調する予定だ。次こそは小次郎のような強烈なシュートを叩き込み、世界へビッグニュースを発信する。

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2017年7月23日のニュース