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チアゴ トップ下先発濃厚!呂比須新監督の初陣1勝へ気合

[ 2017年5月20日 07:45 ]

トップ下のポジションでチームの勝利をけん引する構えの新潟MFチアゴ
Photo By スポニチ

 新潟は19日、新潟市のデンカビッグスワンスタジアムで20日のホーム札幌戦に向けた最終調整を冒頭のみ公開(一般非公開)で行った。呂比須ワグナー監督(48)の初陣のキーマンで、新布陣の要となるMFチアゴ・ガリャルド(27)はトップ下での起用が濃厚。ブラジル時代に慣れ親しんだポジションで最下位脱出を図る。

 呂比須監督のリクエストで試合前日にホームのスタジアムでの最終調整が行われ、チアゴの勝利へのボルテージは一気に加速した。非公開練習ではセットプレーの確認も行われ「FKもうまくいったし、ここで練習できたことが、ポジティブなエネルギーになっている。今からサポーターでぎっしり埋まったスタンドをイメージするといいエネルギーを感じて試合に臨める」と気合をみなぎらせた。

 呂比須監督は、就任してからシステムを4―4―2から4―2―3―1に変更することを示唆。チアゴはブラジル時代にやっていたトップ下でプレーすることが濃厚だ。「2015年からやっていて、このポジションで活躍したから(スカウトの)目に留まって日本に来られた。自分に適しているポジションだと思うし、今までよりも、より多くのパスが出せる」と話し、1トップのFW鈴木、両サイドの山崎、ホニの特長を生かしたパスで多彩な攻撃を仕掛けていくつもりだ。

 呂比須監督もチアゴのトップ下起用に「テクニシャンだし、ラストパスの出し方がうまい」と話し、チアゴを経由して多くの攻撃チャンスがつくれると確信している。チアゴも「このフォーメーションはより速い攻撃ができると思うし、一番いいところを使ってパスを出していきたい」と新潟が目指す堅守速攻をよみがえらせるつもりだ。

 20日はサポーターが選手の入り待ちをして試合前に声援を送る予定。チアゴは「前節も負けたのに応援をしてくれるサポーターがいる。いつも皆さんには期待してくださいって言ってますが、明日(20日)は本当にこれまでとは違う姿を見せられる。流れは変わっている。最後にみんなでバンザイできると本当に期待してほしい」と新たな風を吹かせるつもりだ。

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2017年5月20日のニュース