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舩木 15歳久保と“最強ホットライン”左サイドで得点力生かす

[ 2017年5月3日 05:40 ]

U―20W杯日本代表メンバー発表 ( 2017年5月2日 )

U―20W杯メンバーに選出されたC大阪DF舩木
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 左サイドから新たなホットラインを構築する。C大阪の育成組織出身者として初めてU―20W杯に出場するDF舩木翔(19)は、大熊清チーム統括部長から吉報を伝えられ、まず両親に報告。自身初の世界大会ながら、大きな目標を口にした。

 「(持ち味は)縦パスやクロスの精度。持っている力を出して自分の立ち位置を知りたいし、世界と戦って、優勝を目指してやりたい」

 C大阪のスクールから一歩ずつステップアップし、今年からトップに昇格した左利きの左サイドバック。優勝を果たした昨年のU―19アジア選手権でも定位置を確保するなど、内山ジャパンの主力として戦ってきた。

 その19歳に期待されるひとつが、15歳の久保との高いレベルでの共存。久保が初招集された昨年11〜12月のアルゼンチン遠征から、年齢が近い方ということもありピッチ内外でコミュニケーションを図ってきた。「(久保は)全部がすごい。普段は普通の中学生だったけど(ピッチでは)違う。プレーもすごいっす」。ビルドアップの能力やクロスといった攻撃面を得意としているだけに、久保の得点力を生かす存在ともなれる。

 世界を初めて意識したのが、まだ4歳だった02年日韓W杯。「(C大阪OBの)森島さんが活躍していたし、その頃にサッカーを始めて“こういう大会に出たいな”と思った」。韓国には両親も応援に駆けつける予定。憧れた世界の舞台に立ち、その左足を武器に暴れ回る。

 ◇舩木 翔(ふなき・かける) 1998年(平10)4月13日生まれ、奈良県出身の19歳。C大阪スクール、同U―12、同U―15、同U―18を経て、今季からトップに昇格。2種登録だった昨季はU―23の一員としてJ3に5試合出場。3月15日のルヴァン杯横浜戦でプロデビューを飾り、今季はここまで公式戦3試合に出場。1メートル77、65キロ。利き足は左。

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2017年5月3日のニュース