×

カズ ぶっつけ開幕も…7日ぶり練習合流 負傷左足まだ「痛い」

[ 2017年2月16日 05:30 ]

チューブトレーニングを行う三浦
Photo By スポニチ

 左足親指の負傷を抱えるJ2横浜FCのFW三浦知良(49)がぶっつけ本番で26日のJ2開幕戦(対松本)に臨む可能性が出てきた。宮崎キャンプ(1月25日〜2月12日)を終えたチームは15日、横浜市内で練習を再開した。8日のC大阪との練習試合で負傷したカズも7日ぶりにチーム練習に合流したが、左足でのキックは封印したままだった。

 サーキットメニューからシュート練習まで全てのメニューを消化したカズだが「走るのは問題ない。スパイクを履いてターンしたり左足のインフロントで蹴ると痛い」と明かした。相手選手との接触で裂傷した患部は9日に4針縫った。抜糸は開幕戦の直前になる見通し。現状では傷口が再び開いてしまわないよう、細心の注意を払いながら調整している。

 描いていた開幕までのプランも、微調整する可能性がある。当初は開幕前最後の実戦となる、19日の練習試合(非公開)を経て、松本との開幕戦に備える予定だったが「毎日チェックして様子を見ながらだね」。状況次第では実戦を回避する可能性もあり、カズは「あとは対人プレーの時どうか。大丈夫だと思うけど」と話した。既に腫れは引いており、裂傷の回復を待つばかりだ。

 照準はあくまで50歳の誕生日と重なる26日の開幕戦。本来なら不安となる“ぶっつけ本番”だが、カズは以前に「試合勘?30年分あるよ」と笑い飛ばしていた。事実、昨年8月7日、22日(3戦)ぶりに出場したC大阪戦で豪快なミドル弾を決めている。プロ32年目のキングに試合勘の不安を問うなど愚問。新たな歴史を刻む2・26へ、ほんの少しだけ我慢の調整を続ける。

続きを表示

2017年2月16日のニュース