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バルサ0―4大敗 大会ワーストタイ屈辱…MSNも不発

[ 2017年2月16日 05:30 ]

欧州チャンピオンズリーグ決勝T1回戦第1戦

肩を落とすメッシ(AP)
Photo By AP

 波乱の幕開けだ。16チームによる決勝トーナメントが14日に開幕。1回戦第1戦の2試合が行われ、2季ぶりの頂点を目指すバルセロナが、敵地でパリ・サンジェルマンに0―4と大敗した。過去に4点ビハインドを第2戦でひっくり返した例はなく、10季連続の準々決勝進出は極めて厳しくなった。MF香川真司(27)の所属するドルトムントは敵地でベンフィカ(ポルトガル)に0―1で敗戦。香川はベンチ入りしたが、出場機会がなかった。このカードの第2戦は3月8日に行われる。

 一夜明けのスペイン紙ムンド・デポルティーボが「デサストレ(大惨事)」と報じるほどの、屈辱的な完敗だった。バルセロナにとって、大会ワーストタイとなる4失点。終了の笛が鳴ると、FWネイマールはボールを蹴り上げて怒りをあらわにした。

 「チームも個人も相手が上。デュエルで負け続けた」とルイス・エンリケ監督もお手上げの内容で、シュート数では6対16と圧倒された。頼りの「MSN」メッシ、スアレス、ネイマールは不発。特にメッシのシュートは前半26分にFKで放った1本だけで、見せ場すらつくれなかった。

 MFブスケツが「相手のプレスが効いた」と言うように、パリSGの出足の鋭い前線からの守備に苦しんだ。象徴的だったのは前半40分の2失点目。自陣でメッシがプレスを受けてボールを失い、そのままカウンターを受けて決められた。

 欧州CL決勝Tで第1戦敗戦からの逆転は3点差が最高。4点差は過去例がない。「ホームでひっくり返したいがうそは言えない。難しい」とブスケツ。2季ぶりの欧州制覇は風前のともしびだ。

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2017年2月16日のニュース