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田村奈津枝さん死去に悲しみの声相次ぐ 川澄「誰からも愛される人」

[ 2017年2月16日 17:47 ]

 愛媛県四国中央市の高知自動車道で14日に起きた事故のため、34歳で亡くなった元女子サッカー選手の田村奈津枝さんの悲報に、元チームメートから悲しみの声が相次いでいる。

 かつて日テレ・ベレーザでともにプレーしたFW永里優季(29=フランクフルト)は16日、自身のブログを更新し、「突然すぎて、未だに信じられていません。。」と訃報を受け入れられない様子。最後に会ったのは「奈津枝がドイツに指導者研修に来ていた時」とした上で「何を話したのか全然思い出せないんだけど、話をしていたときに、奈津枝ってやっぱり物凄い努力家で、サッカーが大好きなんだなって感じたことだけは思い出せた。日本に帰った時また会おうね、なんて約束したのに果たせなかった」と悔やんだ。

 また、日体大とINAC神戸でチームメートだったMF川澄奈穂美(31=シアトル・レイン)は15日に自身のブログを更新。「日体時代は私が1年生の時になつえさんは4年生で、キャプテンでした。言葉で、プレーで、チームをまとめ引っ張る姿は本当にかっこよかったです」と振り返り、「なつえさんの姿勢を見て、影響を受けた人は大勢います。本当に誰からも愛される人です」と故人をしのんだ。

 田村さんが日体大卒業後の2005年から2年間プレーした日テレ・ベレーザは15日にクラブの公式サイトで「つい先週も、再び東京で活動するという報告をするために、ベレーザの後輩たちへの差し入れを持ってクラブハウスを訪れ、突然降り出した雪の中、最後まで練習を見守ってくれていました」と訃報を伝えた。

 その日テレでプレーするDF岩清水梓(30)は15日に更新した自身のブログで「会えなかったけど…ベレーザみんなに差し入れてくれ…自分しか一緒にやった選手がいないからって、プラスで差し入れ残して行ってくれて…一言だけメッセージ書いててくれてました。こんなことになるなら食べ終えてメッセージ書かれてた入れ物捨てるんじゃなかった。と思うけど…こんなことになるなんて誰も思ってない。連絡遅くなっちゃって、ふと火曜日に電話鳴らしたら繋がらなくて…その午前に…ナツエさん。また会えると思ってた。お礼も言えなかった」と後悔をつづり、冥福を祈った。

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2017年2月16日のニュース