×

清水ついに今季初の自動昇格圏浮上 テセJ2タイ7戦連発 破竹の8連勝

[ 2016年11月12日 16:54 ]

明治安田生命J2第41節 ( 2016年11月12日    アイスタ )

<清水・岡山>前半、チーム2点目を決める鄭大世

 明治安田生命J2リーグは12日、各地で第41節が行われ、前節3位の清水はホームで同6位の岡山と対戦。2―1で勝って破竹の8連勝を飾り、勝ち点81で並んだ松本を得失点差で上回ってJ1自動昇格圏となる2位に今季初めて浮上した。

 清水は前半16分、元北朝鮮代表FW鄭大世(チョン・テセ、32)の折り返しが相手のオウンゴールを誘発するラッキーな形で先制。同34分には鄭がMF白崎のクロスを頭で決めて2点をリードした。リーグトップの今季26点目となった鄭は、川崎F時代にチームメートだったFWジュニーニョらに並んでJ2最多タイとなる7試合連続ゴール。後半20分に1点返されたものの2―1で逃げ切り、リーグ残り1試合というタイミングで今季初の2位に浮上する8連勝の立役者となった。

 上位2チームがJ1自動昇格となる昇格争いは、かつてないほどのデッドヒートとなっている。前節終了時点で勝ち点81に首位・札幌と2位・松本が並んでいたが、この日、札幌が2―1で千葉に逆転勝ちを収めて勝ち点を84に伸ばして首位をキープする一方で、松本は1―2で町田に敗れて勝ち点81のまま。8連勝で勝ち点を81に伸ばした前節3位の清水と松本が勝ち点で並んだ。だが、得失点差が+29の松本に対し、清水は+47。18もの大差で上回って清水が今季初の2位に浮上した。

 運命を決める最終節は今月20日に行われ、札幌はホームで金沢と、清水はアウェーで徳島と、松本はホームで横浜FCとそれぞれ対戦。3位になったチームはJ1昇格プレーオフ(PO)に回るため、J1自動昇格となる2位以内を確保するか3位になるかは天と地ほどの差がある。自動昇格、そして優勝を懸け、3チームが最後の最後までしのぎを削ることになった。

【上位3チーム】
1位 札 幌 勝ち点84 得失点差+32
2位 清 水 勝ち点81 得失点差+47
3位 松 本 勝ち点81 得失点差+29
※2位以内がJ1自動昇格、3位~6位がJ1昇格PO

続きを表示

2016年11月12日のニュース