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【城彰二の視点】大迫 光った抜群のシュートセンス!ハリル戦術にマッチ

[ 2016年11月12日 07:47 ]

国際親善試合 ( 2016年11月11日    カシマ )

<日本・オマーン>前半31分、ゴールを決める大迫

 大迫は収穫だった。先制点は左からのクロスを体勢を崩しながらヘディングで押し込んだが、ボディーバランスが素晴らしかった。 試合結果  日本代表メンバー

 2点目は清武の縦パスを受けて決めたが、ファーストタッチの正確性とターンの速さ、シュートセンスが生んだものだった。ハリルホジッチ監督のサッカーでは中央でボールをもらう技術が必要で、大迫にはそれがある。ゴールを狙う姿勢があり、常にいい位置にいるので自然とゴール前にいいパスが出てくる。

 所属チームで好調で、結果も出している。トップ下の清武とも呼吸が合っており戦力になることを証明した。ゴール前で点で合わせる岡崎と違って大迫は自分で仕掛けることもできる。タイプが違うFWがそろうことで攻撃のバリエーションが増えるし、岡崎の30歳という年齢を考えれば大迫の代表定着は十分にある。ただ、強い相手と対戦した場合は、中盤との連動性をもう少し高めないとパスが出てこない。縦に速い攻めの中でパスを受けられれば大きな戦力になると思う。(元日本代表FW)

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