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ハリル監督方向転換?皮肉「自由」与えて選手躍動

[ 2016年11月12日 05:35 ]

国際親善試合 ( 2016年11月11日    カシマ )

<日本・オマーン>試合後の会見で大きく息をつくハリルホジッチ監督

 規律重視のハリルホジッチ監督が選手に自由を与えた。合宿中の全体ミーティングやポジション別の話し合いで「自由にやっていい」と指示。就任後は縦に速い攻撃を徹底してきたが、選手側の要望を受けてボールをゆっくり回す遅攻を許可した。 試合結果  日本代表メンバー

 GK西川は「監督はああだこうだ言わず“自由にやれ”と言っていた」と証言。皮肉にも、大勝の裏には14年W杯ブラジル大会を指揮したザッケローニ元監督やアギーレ前監督のスタイルへの回帰があった。

 指揮官は大迫、斎藤、永木、丸山の4人を就任後、初めて先発起用。久保、小林祐を途中起用するなど新戦力を試し「何人かはチャンスを生かして、何人かは生かせなかった。多くの情報を得た」と一定の成果を得たことを強調した。一方でFIFAランク129位の格下からカウンターでピンチを招いたこと、イージーミスが多発したことを問題視。15日のサウジアラビア戦は引き分け以下で進退問題に発展する可能性が高いだけに「テクニックのミスには怒りを覚えた。4―0の結果は満足しないといけないかもしれないが、足りない部分はある。サウジ戦はもっと難しくなる」と最後まで表情を崩すことはなかった。

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2016年11月12日のニュース