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【城彰二の視点】ハリルJ 単調な攻めに表れた慢心

[ 2016年9月2日 08:27 ]

<日本・UAE>前半、得点を決められうなだれる日本代表イレブン

W杯アジア最終予選B組 日本1―2UAE

(9月1日 埼玉)
 攻撃が単調すぎた。チャンスはあったし、もっと点は取れた。決めるところを決めないとこうなるという試合だった。

 相手の守備を崩せる自信があったためか、前半は中央からの攻めが多く、簡単にはね返されていた。後半はサイドを使うようになったが、クロスの質も入れるタイミングも悪く、効果的ではなかった。浅野のシュートの微妙な判定もあったが、チャンスに決めていればもっと楽に戦えたはずた。

 それにしても、本田、岡崎、香川のコンディションが良くない。欧州から移動してきて体力的な負担があるのは確かだが、もっとサブの選手が「俺が」と、アピールしないといけない。98年W杯フランス大会予選ではカズさんのコンディションが悪く、サブだった呂比須や私がアピールしてメンバーが代わっていった。

 初戦を落として勢いに乗れないのは確かだが、私たちは「次に負けたら終わり」という土壇場に追い込まれたところから出場権を得た。まだ9試合も残っているのだから、落ち込む必要は全くない。(元日本代表FW)

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2016年9月2日のニュース