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【中田浩二の視点】ハリルJ 失点はミスから…タイ戦では確実に勝ち点3を

[ 2016年9月2日 09:44 ]

微妙な判定はよくあることだが、ミスが失点に直結し敗退しガックリする日本イレブンら

W杯アジア最終予選B組 日本1―2UAE

(9月1日 埼玉)
 失点は2点ともミスからだった。1点目は中盤で大島のパスが弱く、酒井宏が蹴り出そうとしたところを奪われ、FKを与えた。FKもハリルが壁を越してくると予想してGKが早く動いたところに強いボールが来た。2点目のPKを与えた場面も、長谷部のパスミスからだが、3人で囲みながら慌てて足を出してしまい反則を取られた。微妙な判定だが、W杯最終予選ではこういうことはよくある。ミスが失点に直結することを肝に銘じないといけない。すぐにタイ戦があるし、修正して引きずらないようにすることが大事。ポジティブな姿勢で普通にやればいい。

 全体的にはもう少しサイドで起点をつくって攻めれば楽な展開になった。UAEはクロスに対して守備陣全体がボールを見て、マークする選手を離してしまう傾向があったのに、真ん中からの攻撃に頼りすぎた。真ん中からでも崩せるが、もう少し柔軟にサイドから行ってもよかったと思う。まだ初戦だし、十分に挽回できる。タイ戦で確実に勝ち点3を取ることを考えて、切り替えてほしい。 (元日本代表DF)

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2016年9月2日のニュース