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最後もネイマールが決めた!ブラジル、PK戦の末悲願の初優勝

[ 2016年8月21日 08:10 ]

<ブラジル・ドイツ>PK戦を制し、歓喜のネイマール(右)と駆け寄るGKウェベルトン、後ろはうずくまるドイツのGKホルン(AP)
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リオデジャネイロ五輪サッカー男子決勝 ブラジル1―1(PK5―4)ドイツ

(8月20日 マラカナン)
 ブラジルがとうとう悲願を達成した。リオデジャネイロ五輪サッカー男子の決勝がマラカナン競技場で行われ、開催国ブラジルは延長を含め1―1で120分を終え、PK戦の末5―4でドイツを下し、初優勝を果たした。

 序盤はドイツが積極的な攻撃を見せたが、シュートがクロスバーに当たるなど得点できない。一方ブラジルは前半27分、FWネイマール(24)が左サイド28メートルからの直接FKをゴール左上に決め先制点を奪った。

 だがドイツは後半14分、ドイツはパスカットかつなぎ、最後は右サイドからDFトリアンがクロスを上げ、中央でMFマイヤーが右足でダイレクトにゴールネットを揺らし、追いついた。

 1―1のまま延長に入り、延長でもともに得点が入らないまま、120分を終え、PK戦に突入。ドイツが先攻でともに4人全員が決めた5人目、ドイツのFWペーターセンが止められ、ブラジルは5人目のネイマールがきっちりゴール右決めて、初の金メダルを物にした。

 ブラジルは今回が13回目の出場。しかし12年ロンドン五輪、88年ソウル五輪、84年ロサンゼルス五輪と3度決勝に進出しながらすべて準優勝。ネイマールは12年の五輪は試合は主力として出場、4ゴールを決めたが、優勝に一歩届かなかった。今回は、南米選手権の出場を放棄してまでオーバーエージ枠での自国開催の五輪出場にこだわった。

 しかも、今回の決勝の相手ドイツは、14年W杯ブラジル大会準決勝でA代表が1―7で大敗した相手だ。ネイマール自身は準々決勝のコロンビア戦で腰椎骨折の重傷を負い欠場していたが、あまりの結果にショックを受けたという。それから2年、高い世代を率いたネイマールは、自らの力で悪夢を払しょくし、王国の悲願を成しとげた。

 決勝に先立って行われた3位決定戦では、1次リーグで日本を下したナイジェリアが、ホンジュラスを3―2で下し、銅メダルを獲得した。

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