リオで出番なし　神戸ＤＦ岩波が完封で雪辱「悔しさぶつけたい」

＜Ｇ大阪・神戸＞マークされる神戸・岩波は完封勝利に貢献した

明治安田生命Ｊ１第２Ｓ第９節 神戸１―０Ｇ大阪

（8月20日 吹田Ｓ）
　ブラジルで味わった悔しさをピッチで晴らした。リオデジャネイロ五輪代表の神戸ＤＦ岩波が、復帰初戦となった関西ダービーで攻守に存在感を発揮した。

　前半１４分、ゴール前のこぼれ球に対して反転してシュートを放ち、先制点を演出。守っては押し込まれる展開に後半２５分あたりから両足をけいれんさせながらも、敵地でＧ大阪を完封し２連勝に貢献した。

　「なかなか試合に出られなくてストレスがたまっていた。久しぶりの試合で楽しかった」。五輪ではメンバー１８人の中で唯一、出場機会が訪れないまま１次リーグで終戦。帰国した１３日、都内から関西に向かう飛行機を１人だけ早め、その足で神戸―ＦＣ東京戦に向かい観戦した。試合に飢えていた２２歳は「五輪で悔しい思いをして、また神戸で頑張って次の代表に入っていきたい」と前を向いた。