手倉森監督　戦術浸透へＯＡ３人に“特別講習”開く

リオ五輪サッカー男子日本代表の壮行会で抱負を語る手倉森監督

リオ五輪代表合宿スタート

　手倉森監督がＯＡ枠３人に“特別講習”を開催する。ＯＡ選手はこの直前合宿が初合流。Ｕ―２３世代はこれまで約２年半活動しており、戦術理解度に差があるため、「３人をつかまえて、ボードを使っていろいろとやらなきゃいけない。このチームに戦術面でミーティングで話してきたようなことを彼らにもしないと」と、差を埋める考え。

　初練習後には早速、ＤＦ塩谷とピッチ脇で、視察した９日の広島―鹿島戦で塩谷のミスから失点したシーンについて話した。「あの失点はダメだと。思い出させながら、このチームの守備とすり合わせようとした」と戦術面での融合を図った。

　指揮官は合宿前に仙台の大崎八幡宮に必勝祈願に行った。引いたおみくじは大吉。１月のアジア最終予選前も大吉だった。神の後押しも受けブラジルに乗り込む。