×

興梠 技ありアシストに「決めたかったけど最低限」

[ 2016年7月10日 05:30 ]

<浦和・柏>後半、浦和・興梠が攻め上がる

明治安田生命J1第2S第2節 浦和2―0柏

(7月9日 埼玉)
 OA枠でリオ五輪に参戦する浦和のFW興梠が、技ありのアシストをマークした。1―0の後半5分、中央で待ち構えた興梠は、左サイドからのパスを左足アウトサイドで李に落とすと、その李から再びリターンパス。転びそうになりながらも右足アウトサイドでの1タッチで踏ん張り、右に攻め上がった李の動きに合わせてループ気味にアシストした。

 「受ける体勢が悪かったけど、チュン(李)の走りだしが見えた。あそこしかコースがなかった」。しなやかに体を動かす“曲芸”で、李のループボレー弾を完成させてみせた。
 
 リオ五輪出場の内定後は2戦3発と決定力を示していたが、この日は持ち味のポストプレーで魅せた。手倉森監督が国際舞台で求めた「前線の収まり」を見事に体現した興梠は「ゴールを決めたかったけど最低限アシストできればいい。何より勝ったことがうれしい」と笑った。ストライカーの復調と歩を合わせるように浦和はリーグ4連勝。第2Sで4位に浮上した。ブラジルに旅立つまで残り2試合。「なるべく勝ち点を積み上げたい」と前を見据えた。

続きを表示

2016年7月10日のニュース