×

手倉森監督“とどけ!勇気”リオ先陣勝利で日本選手団に弾みつける

[ 2016年7月4日 08:30 ]

リオ五輪壮行会で、観客に手を振りながら入場するサッカー男子の手倉森監督

 リオデジャネイロ五輪の日本代表選手団の結団式・壮行会が3日、都内で行われた。男子サッカー代表からは手倉森誠監督(48)らスタッフ6人と主将のMF遠藤航(23=浦和)ら選手7人が出席。手倉森監督は8月5日(日本時間6日)の開会式に先立って行われる4日(同5日)の1次リーグ初戦のナイジェリア戦で勝利を挙げ、日本選手団のメダルラッシュに弾みをつける考えを示した。

【リオ五輪代表メンバー 試合日程&結果 リオ五輪1次リーグB組】

 赤い公式スーツに身を包み指揮官の心も燃え上がった。手倉森監督は「何かの司会者かちんどん屋に見えるかも…」と、冗談めかしながらも、サッカーの開幕が他競技よりも早いことを受け「この選手団に火を付けるのはサッカー日本代表。“とどけ!勇気”というテーマで激励してもらったが、それを最初に注げるのは我々」と、日本選手団のトップバッターとして臨む覚悟を決めた。

 会場には多くのサッカーファンも訪れた。会場を去る際には、外で待っていた日本代表のユニホームを着たファンから「監督、頑張って」と声も掛けられた。水泳、陸上、柔道、レスリング…。あまたのメダル獲得候補選手が参加した中で、68年のメキシコ五輪以来、48年ぶりにメダル獲得を目指すサッカー日本代表への期待を確かに感じた。

 控室では他競技の選手とも触れ合い刺激を受けた。指揮官が話し掛けたのは競泳女子の池江。「水泳界の希望だし、有名な選手だから。彼女の精神力は凄い。サンパウロに入ると聞いたので“寒いぞ”と言っておきました」と、7種目に出場する女子高校生にブラジルに数度訪れている48歳の経験も伝えた。

 この日は関東圏クラブの選手7人がスタッフとともに出席。手倉森監督は「他競技の方と一緒に出席することによって、選手もいよいよ五輪が始まるという気になってくれたと思う」と結団式出席による好影響を期待していた。

続きを表示

2016年7月4日のニュース