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清水 7戦連続負けなし!岡山との上位対決は2―2ドロー

[ 2016年7月4日 05:30 ]

岡山とドローに終わり、サポーターにあいさつする清水イレブン

明治安田生命J2第21節 清水2―2岡山

(7月3日 Cスタ)
 J2清水は岡山との上位対決で2―2。昇格を争うライバルとの勝ち点差は詰められなかったが、7戦連続で負けなし。クラブ初のJ2をJ1昇格圏内の6位で折り返した。

 試合後、小林伸二監督(55)は悔しさをにじませた。「1―2からよく追いついたが、私の中では勝ち点2をなくした」

 勝ち点5差で追う岡山の高いポゼッションとコートを広く使った展開力に苦しんだ。流動的に動き回る相手2シャドーを捕まえきれず、決定機を与えた。攻撃もFW鄭大世(チョンテセ、32)がロングボールを収めるも、その後の連動性を欠いた。

 大きく試合が動いたのは後半から。10分、右サイドを抜け出したMF枝村匠馬(29)の折り返しをMF石毛秀樹(21)が右足で合わせるも、ゴール上。直後にはMF白崎凌兵(23)のシュートを石毛が頭に当てたが枠を外れた。必死の猛攻が実ったのは22分。途中出場のFW村田和哉(27)の右クロスを鄭大世がDF2人に囲まれながら頭で突き刺した。エース大前元紀(26)の負傷後、前線を引っ張る背番号9の今季7得点目に、約600人のオレンジサポーターは酔いしれた。

 喜びもつかの間、リオ五輪代表から漏れたDF三浦弦太(21)ら守備陣が一瞬の隙を突かれ5分間で2失点。それでも後半40分、MF河井陽介(26)のクロスを白崎が右足で合わせて追いついた。その後も鋭いカウンターからゴールに迫るが、勝ち越せなかった。今季日程の半分を終え「後半はチャンスをつくれたのは評価できる。少しずつ自信を持ってサッカーをやっている」と小林監督。後半戦初戦となる10日のホーム熊本戦から反撃態勢に入る。

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2016年7月4日のニュース