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熊本県宇土市出身の植田、流血にも負けず復興支援試合で完封勝利

[ 2016年5月11日 22:00 ]

<日本・ガーナ>子供たちとハイタッチする植田

国際親善試合 U―23日本代表3―0ガーナA代表

(5月11日 ベアスタ)
 熊本県宇土市出身のDF植田直通(21=鹿島)は被災地の復興支援チャリティーマッチも兼ねたガーナ戦に主将としてフル出場。後半35分には相手選手と接触して右目上あたりから激しく流血するアクシデントに見舞われながらも最後まで体を張って無失点に貢献した。

 熊本地震で被害の大きかった益城町、西原村の子どもたち約200人を日本サッカー協会が招待したガーナ戦。3ゴール&無失点という快勝を見せることができ、「前半に皆いいプレーができていたし、3点を取ることができて良かった。キャプテンマークを巻くのは初めてだったが、皆に声をかけてできたので良かったなと思う」とホッとした表情を見せた。

 熊本地震発生直後に行われた4月16日の明治安田生命J1リーグ第1ステージ第7節・湘南戦(BMWス)では、3―0で勝利を収めた後のインタビューで被災した故郷のことを聞かれると言葉を失い、人目もはばからず大粒の涙を流した植田。8月のリオデジャネイロ五輪1次リーグ初戦で対戦するナイジェリアを想定したガーナとの対戦を終え、「まだまだできることはあったので、課題も残したので次に生かしたい」と前を向いた。

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2016年5月11日のニュース