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柏 オリヴェイラのJ初得点で連続完封勝利、G大阪決定力欠く

[ 2016年4月15日 21:41 ]

<G大阪・柏>後半、決勝ゴールを決め喜ぶディエゴ・オリヴェイラ(中央)ら柏イレブン

明治安田生命J1第1S第7節第1日 柏1―0G大阪

(4月15日 吹田S)
 共に前節を勝利して、勢いに乗るチーム同士の対決。G大阪は勝てば4位浮上の可能性も柏にはここ8戦未勝利と分が悪い。

 立ち上がりから両チーム共にスピーディーな攻防に。ガンバは宇佐美を中心に左サイドから細かいパスをつないでバイタルエリアに侵入を試みるも、柏の組織的な守りによって決定的なシーンには至らない。一方の柏もディエゴ・オリヴェイラの身体能力を生かしたキープ力と右DF伊東のオーバーラップで形を作り、徐々に柏がペースをつかむも、あと一歩が届かずスコアレスで折り返した。

 後半26分、試合が動いた。柏のMF小林から前線の武富につなぎ、中央から右に流れる田中にスルーパス。これを田中がダイレクトでオリヴェイラの足元に合わせ、振り向きざまにDFをかわして左足でシュート、先制点を奪取した。

 後がなくなったG大阪は38分、右コーナーキックを後半から入ったパトリックがヘディングで狙うも、ゴールはならず。残り時間が少なくなる中、遠藤を中心にボールを左右に散らしながら勝機をうかがうも、徐々に攻め手を欠いたG大阪に対し、柏守備陣は落ち着いて対応した。

 アディショナルタイムでもセンタリングからパトリックが落としたボールを宇佐美が振り向きざまにシュート。ラストは怒とうの攻めを見せたが、最後まで柏のゴールをこじ開けることはできず、柏が2試合連続の完封勝利を飾った。

 Jリーグ初得点を決めたオリヴェイラは試合後、「みんなが一丸となって走って勝利を呼び込んだ。レイソルに入ってゴールを獲って、そのゴールが決勝点となったことは非常に嬉しい」と語り、「ブラジルで見守ってくれている私の家族や友人、そして妻に、やったぞ!と言いたい。彼らのサポートがなければ、今日の活躍はなかった」とメッセージを送っていた。

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2016年4月15日のニュース