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横浜FW富樫 五輪へ“飛び出す”ぞ!候補合宿刺激に決意新た

[ 2016年4月15日 05:30 ]

 U―23日本代表候補に初選出された横浜のFW富樫敬真(22)は14日、前日13日まで3日間の静岡合宿を終え横浜の練習に合流した。「(合宿で)五輪への距離が近づいている感触が得られた。刺激になったし負けられないと思った」とリオ五輪への思いが一層強まった様子だ。

 世界に通用する1トップへ、手倉森監督から宿題も課された。「ボールを奪った時、前への推進力を出してほしいと言われた。海外の選手はスピードとパワーが違う。タイミングをより早く裏を突くことが大事になる」と今後は得意とする“飛び出し”にさらに磨きをかけるつもりだ。

 過去、世代別代表歴はない。五輪に出場すれば「昔の自分は間違いなく驚く」と笑う。だが決定力の高さは本物だ。現在、公式戦では出場3戦連発中。しかもシュート3本で3得点と決定率は100%だ。前日のU―23代表候補とJ2清水の練習試合でも好クロス、惜しいシュートがあった。「点は取れなかったけどにおわすことができたと思う」と話した。

 ミーティングで手倉森監督は「選ばれたからには国を背負うことを理解してほしい。(所属先で)違うユニホームを着てもその自覚は持ってほしい」と言った。心に響いた。「3日間で終わるのは嫌。マリノスで結果を出し続けてアピールしたい」と富樫。米国人の母、日本人の父を持つFWは世界基準を追い求める。

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2016年4月15日のニュース