×

柿谷の芸術的ヒール弾にスタンドどよめき「僕自身もびっくり」

[ 2016年3月12日 18:25 ]

後半14分、C大阪・柿谷がヒールで技ありの復帰後本拠地初ゴールを決める

明治安田生命J2第3節第1日 C大阪1―0群馬

(3月12日 金鳥スタ)
 C大阪のFW柿谷曜一朗(26)が群馬戦で芸術的なヒール弾を決めてチームを3連勝へと導いた。

 後半14分、左クロスの折り返しをゴールに背を向けた体勢で拾い、巧みな右足トラップから左かかとでゴール。ユニホーム胸部分のクラブエンブレムを誇らしげに叩いたエースは、大きくガッツポーズしながらジャンプして喜びを爆発させると、次々に抱きついてくるチームメートを体で受け止めた。

 ともに開幕2連勝と好スタートを切った群馬との上位対決。バーゼル(スイス)から1年半ぶりに復帰し、主将という重責も担う柿谷は「これだけ多くのお客さんが入ってくれたので、まずは勝ちという形で終われたことをとてもうれしく思います」とまずは勝利を後押ししてくれたサポーターに感謝。スタンドがどよめいたヒール弾については「僕自身もびっくりしましたし、うまく入って良かったです」とサラリと口にした。

 開幕3連勝で、暫定首位。「J1昇格に向けて全員の思いはひとつなので、全員の気持ちをひとつにして戦いました」というエースは、「連勝というところは意識せず、1試合1試合大事に戦って、そして勝ちっていうのを積み重ねていけたらなあと思います。個人的にどういうプレーっていうよりも、この1年で必ずJ1に上がるんやっていう強い気持ちを持って、1試合1試合取り組みたいなって思います」と気を引き締めつつJ1への強い思いを口にした。

続きを表示

2016年3月12日のニュース