阿部千金Ｖ弾でＦＣ東京連勝！後半４３分こじ開けた

＜ＦＣ東京・神戸＞後半、決勝ゴールを決め喜ぶＦＣ東京・阿部（右）

明治安田生命Ｊ１第１Ｓ第３節 ＦＣ東京１―０神戸

（3月11日 味スタ）
　ＦＣ東京は終盤のゴールで競り勝った。引き分けが濃厚となった後半４３分、徳永の右クロスに阿部が左足で合わせて決勝弾。「徳永君が良いボールをくれた。高速に入っていくのを監督に言われていた」と振り返った。

　ＡＣＬ出場によるハード日程が続く中、チームは８日に急きょオフとなった。試合３日前のオフはＪリーグでは異例だが、新任の池田フィジカルコーチは過去に所属したチームでも同様の日程を組んだ経験があり「体を動かすのは頭。メンタル面でリフレッシュさせたかった」。２月２０日から１７日連勤だったが、つかの間の休息により日程に余裕のあった神戸に走り勝ち、終盤のゴールにつながった。

　修正時間があまりない中で、チームも徐々に進化した。最近４試合は先制を許していたが、１１日は鉄壁の守備で完封。相手にほとんどチャンスをつくらせず、攻撃でも２月２７日の大宮とのリーグ開幕戦で課題となったサイドからの崩しでゴールを決めた。主将の森重も「プラン通りだった」と今季ホーム初勝利、リーグ連勝を喜んだ。