Ｕ２３手倉森監督　寝坊も視察セーフ！「諦めないって大切」

千葉の関塚監督と握手を交わすＵ―２３日本代表の手倉森監督（左）

　リオデジャネイロ五輪（８月４日開幕）出場を決めたＵ―２３日本代表の手倉森誠監督（４８）のＪクラブキャンプ巡りがドタバタ劇で幕を開けた。

　午前５時半の起床予定で目覚めたのは同６時１５分。乗車予定の仙台―東京の新幹線の出発は２１分後に迫っていた。しかし、スーツに着替えて自宅を出ると、奇跡的に空車のタクシーを発見。仙台駅に到着してホームまでダッシュし、滑り込んだ。

　羽田空港経由で宮崎入りした指揮官は「（アジア制覇から）まだ奇跡は続いている。最後まで諦めないことの大切さをあらためて教えられた」と笑った。会場では鹿島―Ｊ２千葉戦を視察。１２年ロンドン五輪で日本を４強に導いた千葉の関塚監督からはＵ―２３アジア選手権で登録２３人中２２人を起用した采配を評価され「人を入れ替える采配は本大会でも使えるのでは」と助言を受けた。リオ五輪へ向け、指揮官は諦めることなく改善に努める。