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明大DF室屋がプロ契約へ 長友、武藤の道!リオメダルへ決断

[ 2016年2月5日 05:30 ]

リオ五輪最終予選で活躍した室屋がFC東京とプロ契約した

 明大のU―23日本代表DF室屋成(21)が今季からFC東京とプロ契約を結ぶことが4日、分かった。室屋の能力を高く評価するFC東京が、アジアCLにも出場できるプロ契約を提示。室屋も明大との話し合いでサッカー部を退部し、プロとしての第一歩を踏み出す決断を下した。1月のリオデジャネイロ五輪アジア最終予選で活躍した右サイドバックが、FC東京から五輪本大会出場を目指す。

 室屋がプロとしてブラジルの地を目指す。リオ五輪アジア最終予選には、唯一の大学生として出場していたが、関係者によれば、この日までに今季からFC東京とプロ契約を結ぶことが正式に決まったという。

 高い運動能力を誇る右サイドバックをめぐっては昨季、特別指定選手として参加したFC東京を含めた複数のクラブが争奪戦を展開。その中でFC東京はACLにも出場できるプロ契約を今季から結ぶよう提示。「より高いレベルでやりたい気持ちもあるけど、大学の先生と話して決めたい」としていた室屋も大学側との話し合いにより、明大サッカー部を3年で退部し、プロ契約を決めたという。

 リオ五輪アジア最終予選では、1月13日の1次リーグ初戦の北朝鮮戦で先発を果たすと、その後も豊富な運動量でチームの勝利に貢献。同22日の準々決勝イラン戦では、左足クロスで豊川の先制弾をアシストするなど活躍し、終わってみれば全6試合のうち5試合に出場。6大会連続本大会進出を決めた立役者の一人となった。

 プロ契約を結ぶことで、チームが9日のチョンブリ(タイ)とのプレーオフを突破すれば、今季のACLにも出場が可能になる。クラブレベルで国際経験を積めば、リオ五輪を目指す室屋にとってもさらなる成長を遂げる大きなチャンス。大学サッカー部をやめてプロ契約を結んだDF長友、FW武藤らと同様に、室屋もまずはFC東京でレベルアップを目指し、自ら大きな可能性を切り開く。

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2016年2月5日のニュース