セビリア４発で先勝　決勝でバルサと対戦濃厚　スペイン国王杯

スペイン国王杯準決勝第１戦 セビリア４―０セルタ

（2月4日 セビリア）
　スペイン国王杯準決勝第１戦は４日、セビリアがホームでセルタを４―０で下し、優勝した１０年以来６季ぶりの決勝進出に大きく前進。前日、バレンシアに７―０で大勝したバルセロナとの決勝戦の可能性が高くなった。

　ホームで圧倒的な強さを誇るセビリアが、試合開始から猛攻を仕掛ける。前半２８分ＰＫを失敗したが、前半終了間際に右ＣＫからＤＦラミが頭で決めて先制。後半１５分カウンターからＦＷガメイロが加点すると、わずか２分後にもカウンターからガメイロが決めて３点をリード。

　相手の反撃を許さなかったセビリアは、終盤に再びカウンターからＭＦクローン・デリがダメ押しとなる４点目を決めて完勝した。アトレチコ・マドリードを破って５度目の優勝を果たした０９―１０年シーズン以来となる、８度目の決勝進出に大きく前進。第２戦は１１日にセルタのホームで行われる。

　準決勝第２戦のもう１試合は１０日に行われ、第１戦７―０で大勝したバルセロナがアウェーでバレンシアと対戦する。昨季王者バルセロナは、ここ６年で５度目となる決勝進出を目指す。