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手倉森監督感慨「歴史逆転させた」ドーハでイラク相手にロスタイムV弾

[ 2016年1月27日 00:58 ]

<日本・イラク>五輪出場を決め、イレブンから手荒い祝福を受ける手倉森監督

U―23アジア選手権・準決勝 日本2―1イラク

(1月26日 カタール・ドーハ)
 後半48分、MF原川の決勝弾が飛び出す劇的展開に手倉森誠監督(48)は「出来過ぎなくらいのシナリオ」と興奮した。

 勝てば五輪6大会連続出場が決まる大一番はドーハでのイラク戦。94年W杯米国大会のアジア最終予選、日本は後半ロスタイムに失点し引き分け、W杯初出場を逃した「ドーハの悲劇」と同じ場所、同じ相手だ。

 因縁の一戦で、今度は日本がロスタイム弾を決めた。指揮官は「日本サッカー界のことを思えば、ロスタイムで取るあたり歴史を逆転させた。いい勝ち方だなと思います」と満足げな笑顔を浮かべた。

 手倉森監督が14年にU―21日本代表監督に就任し、U―22アジア杯は8強止まり。3年目で結果を出し「本当に難しいとか厳しいとか言われる中で僕自身彼らの可能性信じてやってきて。彼らもおとなしい世代ですけど、いつかやってやるんだという気持ちが実を結んだ。神様のプレゼントだろうなと思います」とドヤ顔を見せた。

 五輪出場権をつかんだものの、30日にはU―23アジア選手権の決勝が残っている。「ここ数年日本サッカー界はアジアで勝てないと言われている中で、日本がアジアのトップなんだと、みんなと一緒に国民と一緒に勝ち取りたいです」「優勝します」と力を込めた。

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