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U22代表招集当日に“クビ”発表の佐藤がJ2水戸入り

[ 2015年12月29日 17:34 ]

 J2水戸は29日、J1名古屋を契約満了により退団したDF佐藤和樹(22)が完全移籍で加入すると発表した。

 愛知県出身の佐藤は名古屋U―15、同U―18を経て2012年にトップチームへ昇格。名古屋での4年間でJ1リーグ通算4試合0得点、JリーグU―22選抜としてJ3リーグ戦通算10試合0得点の数字を残した。

 だが、来年のリオデジャネイロ五輪を目指すU―22日本代表候補合宿への追加招集が発表された当日の11月23日に名古屋からの契約満了が発表され、代表合宿が“就職活動”となる異例の事態に。その後、12月8日に行われたJリーグの合同トライアウトにも参加していた。

 佐藤は水戸を通じ、「名古屋から加入することになりました、佐藤和樹です。強い決意を持って、クラブの為に、自分自身の成長のために、そして何より水戸のファン・サポーターの方々のために全力を尽くしたいと思っています。ご声援よろしくお願いします」とコメント。

 名古屋を通じては、「自分は、小学校4年生のときにグランパスのスクールに入ってからずっと、グランパスの赤いウェアを着て全力で夢を追いかけてきました。小さい頃から、恵まれた環境でサッカーをさせてもらい、本当に沢山の経験を積ませて頂き、クラブには感謝の気持ちで一杯です。もっともっと活躍して恩返ししたかったのが本音ですが、それができないことが本当に悔しいです。でも、自分はこんなもんじゃない、まだまだやれる、もっと成長できると強く思っています。今はその強い思いをただただ信じて、そして悔しい気持ちをバネにして、水戸で絶対活躍しようと思っています。絶対に名古屋に戻って来るためにも、一人のサッカー選手として評価されるよう全力で頑張ります」と決意をにじませた。

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2015年12月29日のニュース