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東京V 元アジア大会代表GKポープが岐阜移籍 正GK佐藤は千葉へ

[ 2015年12月29日 13:00 ]

 J2東京Vは29日、GKポープ・ウィリアム(21)が期限付き移籍でJ2岐阜へ移籍すると発表した。期限付き移籍期間は2016年2月1日から2017年1月31日まで。なお、岐阜と対戦するすべての公式戦に出場可能となっている。

 米国人の父を持ち、東京都日野市出身のポープは、東京Vユースから2013年にトップチームへ昇格。1メートル91の長身を生かしてU―19、20、21と各年代で日本代表に招集され、14年9月の仁川アジア大会(韓国)にも出場した。

 Jデビューを先発で飾った試合は14年8月31日のJ2第29節・岐阜戦で、会場は岐阜のホームである長良川競技場。今季リーグ戦で唯一ベンチに入った試合も7月8日のJ2第22節・岐阜戦(長良川)で、岐阜を率いるのは元東京V監督のラモス瑠偉監督(58)と、何かと縁あるチームへの移籍となった。J2リーグ戦通算成績はデビュー戦のみの1試合3失点。

 プロ4年目で初の移籍となるポープは東京Vを通じ、コメントを発表。「ヴェルディを一度離れることになりました。長年お世話になったチームを離れるのは少し寂しい想いはありますが、成長して帰ってこれるよう、しっかりやってきます」とサポーターに報告した。

 なお、東京Vでは今季まで3年連続で正GKを務めた佐藤優也(29)がJ1昇格争いライバルのJ2千葉へ完全移籍することが電撃決定。今季所属したGK3人のうち、来季もチームに残留するのは28日に契約更新が発表された柴崎貴広(33)だけという非常事態となった。ポープと入れ替わるようにJ2岐阜で今季18試合に出場したGK太田岳志(25)の加入が内定しているが、それでも2人で、GK補強が急務となった。

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2015年12月29日のニュース