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柏木 祝福ムード“封印”で天皇杯へ集中「タイトル獲りたい」

[ 2015年12月29日 05:30 ]

練習で笑顔を見せる浦和MF柏木

 浦和は29日の天皇杯準決勝で柏と対戦する。日本代表MF柏木陽介(28)は28日付のスポニチ本紙報道でTBSの佐藤渚アナウンサー(28)との真剣交際が発覚したが、周囲の祝福ムードをシャットアウト。来季のACL本戦出場権が懸かった柏戦、さらに9大会ぶりのタイトルへ向けて無心で挑むことを誓った。

 スポニチ本紙報道による交際発覚を受け、柏木の笑顔は止まらなかった。約1時間の軽めの直前調整を終えると、恥ずかしさからか?広報担当の後ろにピッタリくっついて報道陣の前に現れた。「試合の話をしようか」ととぼけながらも、最後は佐藤アナとの交際について言及。結婚の時期こそ明言を避けたが「前向きに、いいお付き合いをさせてもらっています」と男らしく堂々と宣言してみせた。

 周囲は祝福ムードに包まれ、柏木は「“結婚するの?”といろんな人からLINEが来た」と話した。朝のニュース番組中に佐藤アナも交際を認めたが「寝ていて(番組を)見ていないので分からない」と頭をかいた。

 喜びの余韻に浸るヒマはない。柏との準決勝は来季のスタート地点を決める重要な一戦。リーグ戦で年間3位の浦和は来年2月9日のACLプレーオフに回ることになった。だが、今大会で逆ブロックのG大阪と広島が既にACL本戦出場権を得ているため、決勝に駒を進めた時点で浦和にも本戦切符が舞い込む。準々決勝・神戸戦(26日)は体調不良だったという柏木は「ミスも増えたし、パスも強いと思った」と反省。今季はJ1第1ステージこそ制したものの、年間タイトルは無縁だけに「タイトルを獲りたい気持ち。ACLとかは意識していない」と目の前の一戦に集中する。

 佐藤アナとの真剣交際だけでなく、日本代表に復帰を果たすなど柏木にとって意味のある15年。最後は、おのろけモードを一変させ「天皇杯があるので、サッカーに集中する」と言い切った。15年ラストマッチを勝利で飾り、さらなる飛躍への足掛かりにする。

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