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湘南 大倉社長が退任、新社長に水谷氏 河野太郎氏も監査役退任

[ 2015年12月27日 18:05 ]

 J1湘南は27日、同日付で大倉智社長(46)が退任し、新社長に水谷尚人氏(49)が就任すると発表した。同日に開催された臨時株主総会と取締役会で決定した。

 また、監査役を務めていた、衆議院議員で国家公安委員長兼消費者及び食品安全担当大臣兼規制改革担当大臣兼防災担当大臣の河野太郎氏(52)が10月7日をもって退任したことも併せて発表した。

 新社長に就任する水谷氏は1966年12月22日生まれの49歳で、早稲田大教育学部を卒業後、89年にリクルートへ入社。92年に日本サッカー協会入りし、96年に2002年ワールドカップ(W杯)日韓大会の日本組織委員会に出向するなど尽力した。02年に湘南入りして強化部長を務め、10年から12年4月まで取締役も務めた。

 水谷新社長はクラブを通じ、コメントを発表し、「大変な重責を担うこととなりますが、明るく全力で努めてまいりますので、ご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます。微力ではありますが、スポーツで地域が明るく元気になるよう取り組んでまいります」とあいさつ。

 退任する大倉社長は1969年5月22日生まれの46歳。早稲田大商学部を卒業後、92年に日立日立製作所へ入社し、国際調達部に配属。同時にサッカー部でプレーした。96年に日立を退社し、プロ選手として柏、磐田などでプレー。C大阪のチーム統括ディレクターを経て2005年に湘南入りし、強化部長に就任。13年にゼネラルマネジャー(GM)、14年に社長に就任していた。

 大倉社長もクラブを通じてコメントを発表。「11年間という長い在任中、湘南ベルマーレの再建に貢献できたことは、私の人生にとって大きな財産となりました。これからも湘南ベルマーレが世の中に提供する価値は変わりません。『たのしめてるか。』をスローガンに湘南ベルマーレは永遠に生き続けます。試合の結果に左右されない、スポーツの価値を追求する唯一無二のクラブであり続けると思っています」とし、「ただ私の心残りは、チャリティランナーとして3回臨んだ湘南国際マラソンの公約を果たせなかったことなので、これからは、その悔しさを湘南ベルマーレの応援にぶつけて解消していきたいと思います。長い間、本当にありがとうございました」と惜別のメッセージを送った。

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2015年12月27日のニュース