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G大阪“最後の砦”守った!米倉、ロスタイム決勝弾でACL4強

[ 2015年9月16日 20:55 ]

<G大阪・全北現代>後半ロスタイム、米倉(中央)は勝ち越しゴールを決め、イレブンから祝福を受ける

ACL準々決勝第2戦 G大阪3―2全北

(9月16日 万博)
 G大阪は16日、ホームの万博記念競技場で行われたアジアチャンピオンズリーグ(ACL)の準々決勝第2戦で全北(韓国)に3―2で逆転勝ちし、優勝した2008年以来7年ぶりの準決勝進出を果たした。

 8月26日にアウェーで行われた第1戦を0―0で引き分けたG大阪はJ1リーグ戦トップの18得点をマークしている日本代表FW宇佐美を出場停止で欠く逆境の中、試合開始。前半13分には、DF丹羽のハンドで与えたPKをMFレオナルドに決められ先制された。

 だが、それからわずか1分後の14分、MF遠藤の右FKをファーでMF阿部が折り返したボールをFWパトリックが右足で押し込み、あっという間に同点に追いつくと、前半を1―1で終了。引き分けならアウェーゴールの差で敗退となるため、どうしても勝ち越したいG大阪の長谷川監督は後半20分にはDF米倉とFWリンスを2枚同時投入するなど執念を見せた。

 そして迎えた後半31分、MF倉田が左足で放ったミドルシュートが相手選手の体に当たってからゴールネットに突き刺さり、ついに逆転。ピッチの選手はもちろん、ベンチの長谷川監督やスタッフ、控え選手ら全員が次々と抱き合って喜びを爆発させる起死回生の一撃となったはずだった。

 だが、途中出場していた長身FWベラに後半43分に高い打点のヘディングシュートを決められ、2―2。万事休したと思われた。

 だが、G大阪はこれで終わらなかった。後半ロスタイム突入後の48分に米倉が決めて土壇場でついに3―2と勝ち越し。再びベンチはお祭り騒ぎになった。15日には柏の準々決勝敗退が決まり、日本勢として最後の砦として迎えた試合に勝ち、G大阪が7年ぶりの4強入りを決めた。準決勝では、準々決勝で柏を破った広州恒大(中国)と9月30日にアウェーで、10月21日にホームで対戦する。

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