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今度こそ決める!宇佐美 9戦不発“最長スランプ”脱出を誓う

[ 2015年9月8日 09:20 ]

練習でパスを出す宇佐美

W杯アジア2次予選E組 日本―アフガニスタン

(9月8日 イラン・テヘラン)
 日本代表は8日、アザディ・スタジアムでW杯アジア2次予選アフガニスタン戦に臨む。FW宇佐美貴史(23=G大阪)は、代表戦やJリーグなどを含めて公式戦9試合連続ノーゴール。13年夏にJ復帰して以降“最長スランプ”を脱出するゴールを狙う。

 大舞台でうっ憤を晴らす。7月25日のリーグ神戸戦でゴールを決めてから、ACLや代表戦を含めると9試合連続無得点。U―19日本代表以来となるイランでの一戦を前に「ホームでサポートしてもらえる空気も良いけど、殺ばつとした雰囲気は嫌いじゃない。芝が長いので、やりづらさも多少はあるけど、大観衆を沈黙させるゴールを決めたい」と10試合ぶりの一発を誓った。

 経験したことのないブランクだ。ドイツから国内復帰した13年の夏以降では昨年10月から11月にかけてと、今年5月から6月にかけての出場公式戦8試合連続ノーゴールが最長だったものの、3日のカンボジア戦で自己ワーストを更新。8月に入ってからは代表だけでなく所属クラブでも2列目での起用が増加し、得点機会が減少したことも影響していることは確か。それでも「ここを乗り越えれば飛躍的に成長できる」とさらに進化する過程と前向きにとらえている。途中出場したカンボジア戦では、決め切れなかったものの相手GKとの1対1のチャンスを創出。所属するG大阪でも直近の湘南戦でバー直撃のシュートを放っており「左サイドの感覚もつかめている。点が近づいている感じはある」と手応えを感じている。

 これまでは8戦ノーゴールだった後、得点を決めた試合では、それぞれ2得点、3得点を記録。自らも「1点取れれば一気に取れる。それが前線の選手の流れ」と自信を口にするように、取れなかった分はきっちり“お返し”するのが宇佐美流。ベンチスタートが濃厚とみられるが、「途中からでもスタートからでも結果を残すことが大事」と虎視眈々(たんたん)とチャンスをうかがう。

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2015年9月8日のニュース