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元日本代表コンビ躍動!C大阪 今季初の逆転勝ちで3位浮上

[ 2015年7月23日 05:30 ]

<C大阪・岡山>前半、2点目のゴールを決めるC大阪・玉田

 J2第25節は各地で11試合が行われ、C大阪はホームで岡山に2―1で勝利。前半10分に元日本代表FW田代有三(33)が同点弾を決めると、同34分には元日本代表FW玉田圭司(35)が決勝点。今季初めての逆転勝ちで3位に浮上し、2位の磐田とは勝ち点6差に縮まった。

 経験豊富な2トップが、C大阪に今季初めての逆転勝利を呼び込んだ。前半7分にあっさりと左サイドを崩され、0―1で敗れた前節・京都戦に続く開始早々の失点。重苦しい空気が流れる中、3分後にDF酒本の右クロスを相手GKがはじくと、こぼれ球に田代が反応する。「速いボール(クロス)が入って、こぼれそうな気がしていた」。この日に33歳の誕生日を迎えた長身FWが、右足ダイレクトで冷静にバースデー弾を決めた。

 同34分には玉田が続く。DF丸橋のFKから田代が落としたボールに、巧みに相手GKとの1対1に持ち込み右足で流し込んだ。「グラウンドがぬかるんでいたし、ボールの勢いがなくなるかなと。狙っていた」。断続的に降り続く雨で、ピッチは水がたまる悪条件。「やりにくかったのは確か」と笑いながらも、その環境も計算に入れた逆転弾だった。

 フォルランとカカウが6月で退団。7月から先発2トップを組み始めた元日本代表コンビが、今季2度目のアベック弾で逆転の立役者となった。この勝利で3位に浮上し、2位磐田とは勝ち点差6。ただ、中3日で自動昇格圏を争う磐田との直接対決が控えるだけに、気持ちは早々と次節へ。「一番大事な試合。決勝戦のような気持ちでやりたい」と田代。勝利を求め、敵地へと乗り込む。

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