田嶋副会長　ＦＩＦＡ総会招致へ意欲「任期のうちに勝ち取る」

帰国後、成田空港で記者会見する日本サッカー協会の田嶋副会長

　４月３０日に開催されたＦＩＦＡ理事選挙でトップ当選を果たした日本協会の田嶋幸三副会長（５７）が帰国して成田空港で会見を開いた。２８日のＦＩＦＡ総会で承認されて正式にＦＩＦＡ理事に就任する。３０日の理事会で決定する１８年Ｗ杯ロシア大会のアジア枠「４・５」の死守を最初の目標に設定。２１年ＦＩＦＡ総会の東京開催、２３年女子Ｗ杯の日本招致を「４年の任期のうちに勝ち取りたい」と語った。

　田嶋副会長はアジア勢がＷ杯で結果を残すための強化プランにも言及。「Ｗ杯の出場国の監督が本大会前に集まって会議を開けばいい」と情報交換の場を設けてアジア一丸で臨む重要性を強調した。今季から親交の深い英国人のロクスバーグ氏がＡＦＣのテクニカルダイレクターに就任。９４～１２年にＵＥＦＡのテクニカルダイレクターを務めた経験を持つ盟友とともにアジアの改革を進める意向を示した。