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ベテラン頼り…佐々木監督、苦渋の決断「連覇考えれば経験必要」

[ 2015年5月1日 15:24 ]

登録メンバーを発表するなでしこジャパンの佐々木則夫監督

女子W杯カナダ大会 代表メンバー発表

(5月1日)
 なでしこジャパンにとって、連覇のかかるW杯。注目の代表メンバー発表で、佐々木監督が澤選出を決めた理由は簡単だった。

 「小手先だけなく、惜しみなく体を張って戦える選手。(澤の)現状のパフォーマンスを見ればなんの問題もない」。

 “戦える意欲、諦めないチーム”をコンセプトに掲げ、プレッシャーのかかる舞台で指揮官が必要としたのは、ベテランの経験や実績だけでなく、コンディションのよさ、そして戦う意識の高さだった。

 あっといわせるサプライズはなかった。選考にあたり決め手のなったのは「連覇から逆算して戦う意識の高い選手」。その結果、前回出場組は23人中17人。会場の記者からは「ベテランに頼りすぎているのではないか」との質問も挙がった。

 「若手の未来のためというイメージもあった」といい「理想的にはもう少し、新たな選手、若い選手を構成に入れればいいのかなと思う」ともらしたが、最終的には「連覇を考えれば安定がある経験のある選手が必要で、このような構成になった」と説明した。

 ベテラン重視の苦渋の決断。それでも若手6人への期待も忘れない。前回大会ではGK海堀、MF川澄らが戦いながらパフォーマンスを上げブレーク。「6人のパワーアップがわれわれのチームを活気付けることは間違いない。サブ、スタート全員が一枚岩のチームにしていきたい」と話した。

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2015年5月1日のニュース