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J1鹿島の本拠地に診療所開設 医師不足解消に貢献

[ 2015年5月1日 20:06 ]

 サッカーJ1鹿島の本拠地である茨城県鹿嶋市のカシマスタジアムに、整形外科のクリニックが開設されることが1日、関係者の話で分かった。8月開業予定で、地域の医師不足解消に貢献する狙いがある。最新機材をそろえ、クラブに在籍するチームドクターたちが診療する計画で、プロスポーツ界では異例の取り組みとなる。

 クラブは直接の運営には関わらないが、選手向けのノウハウを持つチームドクターを通じた医療サービスを住民に提供し、クリニックの運営法人から賃料を受け取る。競技場には以前からフィットネスクラブが常設され、リハビリへの対応も可能になっている。

 厚生労働省の最新資料によると、茨城県は人口10万人当たりの医師数が47都道府県で2番目に少なく、地域医療の充実が課題になっている。鹿島はJ1で7度の優勝を誇る強豪。

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2015年5月1日のニュース