Ｊ３福島、“絆”胸に優勝争い参戦へ「つながりをより強く、より太く」

　サッカーＪ３の福島ユナイテッドは東日本大震災から４年となった１１日、クラブの公式サイトを更新。鈴木勇人代表の名前で、様々な方向でつながる「福島スタイル」で優勝争いに参戦する強い決意を表明した。

　鈴木代表は声明で、「未曾有の東日本大震災や原発事故により、一時はクラブ存続の危機となりました。あれから４年。地域の皆様に支えられた福島ユナイテッドＦＣは福島県初のＪリーグクラブへ。この感謝の思いを胸に、私たちは３月１５日から開幕する２０１５明治安田生命Ｊ３リーグを闘います」と宣言。

　「目指すは「福島スタイル」での勝利です」「これまで築き上げた、全員でボールをつなぎ多彩な攻撃を仕掛ける魅力あふれるサッカーで、福島の元気を全国に発信し、優勝争いに名乗りを上げます」と優勝争いに加わる決意を示し、「クラブとスポンサー、サポーター、地域の皆様との『つながり』をより強く、より太くしながら、様々な方向でつながる『福島スタイル』で勝利をつかみ取り、皆様と感動を共有します」と“絆”を強調した。

　福島ユナイテッドは東日本大震災が発生した１１年には東北リーグに所属していたが、翌１２年には天皇杯で甲府、新潟とＪリーグ勢に次々と勝ってベスト１６進出を果たすなど躍進し、１３年からＪＦＬへ昇格。１４年には同年スタートしたＪ３リーグに参加し、１２チーム中７位と健闘した。