豪州、中国に快勝し４強入り！次戦は日本―ＵＡＥの勝者と激突

＜中国・オーストラレア＞後半４分、オーバーヘッドキックで先制点を挙げるカーヒル　（ＡＰ）

　サッカーのアジア・カップ第１３日は２２日、メルボルンなどで準々決勝２試合が行われ、１次リーグＢ組を１位通過した中国とＡ組２位のオーストラリアが対戦。後半にＦＷカーヒルが２得点を奪ったオーストラリアが２―０で中国を下し、２大会連続の４強入りを決めた。この結果、２３日に準々決勝・ＵＡＥ（Ｃ組２位）戦に臨む日本代表（Ｄ組１位）は、勝てば２７日にオーストラリアと決勝進出を懸けて対戦する。

　前半、立ち上がりは攻勢に出た中国だが、徐々にオーストラリアがペースを握りボールを支配。再三、中国ゴールに迫るもののゴールを奪えず、０―０で折り返した。

　試合が動いたのは後半の立ち上がりだった。４分、オーストラリアは右ＣＫからのこぼれ球を再びゴール前に入れると、カーヒルが鮮やかなオーバーヘッドキックでゴールに突き刺し待望の先制点を奪った。さらにカーヒルは同２０分、左クロスにゴール前中央で頭を合わせてこの試合２得点目を奪い、チームを快勝に導いた。

　中国は１次リーグで３戦全勝、５得点２失点で決勝トーナメントに駒を進めたが、準優勝した０４年大会以来、３大会ぶりの４強入りはならなかった。