ＵＡＥ　打倒日本へ完全封鎖！自国メディアにまで「ゴーアウト」

日本戦に向けて調整するＵＡＥの司令塔オマル・アブドゥルラフマン（手前）

アジア杯準々決勝 ＵＡＥ―日本

（1月23日 シドニー）
　日本戦での必勝を期すＵＡＥが、前代未聞のメディア撤退指令を下した。２１日のシドニー市内での調整は非公開に。約５０人の報道陣がピッチの見えない場所へと隔離された上、警備員が「アリ監督から“メディアを外に出せ”という話があった。ゴーアウトだ」と命じる一幕もあった。監督、選手への取材は全て拒否。日本だけでなくＵＡＥの記者も敷地外に追いやる徹底ぶりだった。

　大一番を前に緊張感を高める中、選手たちの状態は良好だ。トップ下のＭＦオマル・アブドゥルラフマン（２３＝アルアイン）は卓越したパスセンスを誇るレフティーで、マンチェスターＣやアーセナルなど複数の欧州ビッグクラブが獲得に向けて興味を示す逸材。ＵＡＥ関係者によれば、大会前に抱えていた右足の痛みは完治しており、冒頭１５分のみが公開された練習でも軽快な動きを披露した。鉄のカーテンの向こうで、打倒日本のシナリオは着々と描かれている。