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パレスチナに“隠し玉”スウェーデン生まれFWダダ、日本戦へ自信

[ 2015年1月9日 09:24 ]

笑顔を見せるパレスチナのイブラヒモビッチことダダ(左)とCロナウドこと・ヌーマン

 アジア杯1次リーグ初戦で対戦するパレスチナに“隠し玉”がいた。同国代表は8日、日本戦に向けてニューカッスル市内で調整。非公開で約2時間の練習を行った。先発2トップの一角に入ると予想されるのがFWマフムード・ダダ(21)。スウェーデンで生まれ育ち、約4カ月前にパレスチナ国籍を取得したばかりだ。

 1メートル80の長身を誇り、スウェーデンのニュヒェーピングスでプレーする海外組。高い身体能力と強烈な左足を併せ持つ。「日本には本田や香川、長友、吉田といったグッドプレーヤーが多くいる。だが、大会では何が起きるか分からないよ」。顔立ちはスウェーデン代表FWイブラヒモビッチにそっくり。いまだパレスチナに足を運んだことはないが、出生のルーツを持つ同国のために戦うことを決断した。

 ダダと最前線でコンビを組むのが「中東のCロナ」と称されるFWヌーマン。チームをけん引する絶対的エースも「本田をゲームに参加させなければ、非常に興味深い試合になる」と自信を示した。番狂わせへ意気込む強力2トップが、白星発進を目指す日本の前に立ちはだかる。

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2015年1月9日のニュース