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札幌 マレーシアのクラブと提携、来年2月にも正式締結 市場開拓へ

[ 2014年12月24日 08:45 ]

 J2札幌が、マレーシアのクラブとクラブ間提携パートナーシップを結ぶことが23日、分かった。三上大勝GM(43)らクラブ幹部が現地を視察。4月まで元アルゼンチン代表のMFパブロ・アイマールが所属していたマレーシアスーパーリーグ1部のジョホール・ダルル・タクジムが提携先として最有力候補に挙がっている。

 札幌は13年にコンケーンFC(タイ)、ドンタムロンアンFC(ベトナム)、今年6月にはアレマ・クロノスFC(インドネシア)と提携して人事交流などを行ってきた。東南アジア戦略についてはJリーグも力を入れているが、タイやインドネシアなどの6カ国。その中にマレーシアはリーグ運営などの問題で含まれていないが、クラブ幹部は「ゆくゆくはJリーグもしていくと思う」と明かす。過去、J3のFC琉球がマレーシア人選手を獲得した際は、サッカー熱が高いマレーシアからの観光客、報道陣が押し寄せて大きなビジネスチャンスとなっていたこともある。

 ジョホール・ダルル・タクジムはアイマールに巨額資金を投じるなど資金が潤沢なクラブだ。マレーシア王者で、来季のアジアチャンピオンズリーグのプレーオフにも進出している。すでに関係者とも接触したクラブ幹部は「いろいろな話ができた」と話す。来年2月にも正式に提携を結び、新たな市場を開拓する。

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2014年12月24日のニュース