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浦和 ロスタイムに失点… 痛いドローで首位の陥落

[ 2014年11月29日 16:20 ]

<鳥栖・浦和>後半、PKを決める浦和・阿部

J1第33節 浦和1―1鳥栖

(11月29日 ベアスタ)
 前節の2位・G大阪との直接対決で痛い敗戦を喫し、勝ち点2差に詰められた浦和。今節で優勝を決めるには、勝ち点3が絶対条件となるアウェイでの鳥栖との対戦で1―1と痛いドロー。G大阪がこの日勝利したため、62と勝ち点では並んでいるが、得失点差で優勝どころか首位の座を明け渡すこととなってしまった。

 浦和は前半4分、中盤からの浮き球をMF梅崎がヘディングでつなぎ、MF宇賀神が力強く右足を振り抜くも、ボールはクロスバーを叩いた。その後は、まだ優勝の可能性が残る鳥栖を相手に主導権を奪えずにいたが、前半34分、故障を悪化させたFW興梠が招集メンバーから外れたため、この試合では1トップとなったFW李忠成がロングボールを受け、DFをかわしてペナルティエリア内へ進入。左足でシュートを放ったが、またしても枠をとらえることはできなかった。

 「落ち着いてボールをつなぎ、マイボールにする時間を増やしたい」とペトロヴィッチ監督が語って臨んだ後半。開始早々の2分にMF平川のクロスをつないでMF柏木がシュート。DFにブロックされたこぼれ球をフリーとなった李忠成が再びシュートを放つが、ボールはクロスバーの遥か上へ。

 迎えた後半24分、ついに試合は動いた。中盤から宇賀神が出したロングボールに李忠成が反応し、ペナルティエリア内へ独走。鳥栖のDF菊地に倒されPKを獲得すると、MF阿部が冷静にゴール左に決め、ついに先制。

 この1点を最後まで守りたい浦和だったが、試合終了直前の後半ロスタイム4分、鳥栖のMF藤田が左サイドからの上げたコーナーキックを途中出場のDF小林が頭で合わせてゴール。土壇場で1―1の同点に追い付き、両チームが勝ち点1を積み重ねる結果に終わった。

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2014年11月29日のニュース