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C大阪 ホーム最終戦で完敗…J2降格決定 鹿島は優勝に望み

[ 2014年11月29日 15:55 ]

<C大阪・鹿島>鹿島に敗れJ2降格にガックリのC大阪・扇原(左)

J1第33節 C大阪1―4鹿島

(11月29日 ヤンマー)
 J1第33節は各地で行われ、本拠地で鹿島と対戦したC大阪は1―4で敗れ、最終節を待たずJ2降格が決まった。

 試合は前半33分にカイオ、後半14分、22分には赤崎にゴールを許す苦しい展開。同24分に永井のゴールで1点を返すが、同35分に柴崎に追加点を許した。

 この結果、勝ち点31のままで16位以下が確定。01年、06年に続いて3度目となる、まさかの降格。来季は09年以来6年ぶりのJ2でシーズンを迎えることになった。

 今季C大阪は開幕前には2010年ワールドカップ(W杯)南アフリカ大会で得点王&MVPに輝いた、当時34歳のウルグアイ代表FWフォルランを年俸6億円で獲得。だが、高年俸に見合う活躍はできず、2試合連続フォルランがメンバー外に。また、昨季J1で得点ランク3位の21得点をマークしたエースFW柿谷がバーゼルに移籍した後、ブンデスリーガで通算88ゴールを誇る元ドイツ代表FWカカウ(33)を年俸3億円で獲得したが、こちらも期待ほどの活躍ができず、前節に続いてこの日もベンチスタートとなった。

 指揮官も今季就任したばかりのポポヴィッチ監督が6月に解任されると、2人目のペッツァイオリ監督はリーグ戦9試合で1勝もできずに9月に解任。下部組織のC大阪U―18チームから緊急昇格という形でシーズン3人目の指揮官に就任した大熊監督も巻き返すことはできず。降格決定の可能性もあった前節・仙台戦の前日には選手強化に積極的に関わった岡野社長が今季限りでの辞任を突然発表するなど、最後まで歯車はかみ合わなかった。

 鹿島は勝ち点を60に伸ばし、優勝に望みを残した。(金額は推定)

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2014年11月29日のニュース