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湘南、史上最速昇格決定!18試合ぶり黒星寸前に島村が同点弾!

[ 2014年9月23日 19:56 ]

<京都・湘南>史上最速でJ1昇格を決めた湘南イレブンは、サポーターとともに記念撮影

J2第33節 湘南2―2京都

(9月23日 西京極)
 湘南が史上最速で来季のJ1昇格を決めた。湘南のキックオフ前に試合が終わった3位・磐田が水戸に1―4で敗れ、湘南は引き分けでも昇格が決まる1戦で京都と2―2でドロー。9試合を残してのJ1昇格決定は、2004年の川崎F(残り8試合)を抜いて史上最速の快挙となった。

 とにかく強かった。開幕から引き分けすらない14連勝で首位を突っ走ると、5月24日の愛媛戦(ニンスタ)で喫した今季初黒星も引きずることなく、そこからまた8連勝。ボランチで主将を務める大黒柱のMF永木亮太(26)が怪我で2カ月の長期離脱を余儀なくされた間もチームの勢いは止まらず、夏場の3連続ドローも乗り越えて18試合負けなしで自動昇格圏内(2位まで)を決めた。

 快進撃の背景には、ブレない強化方針がある。昨季は3年ぶりの挑戦となったJ1舞台で34試合を戦って6勝(7分け21敗)しか出来ず、16位に終わってわずか1年でJ2へUターン。

 レギュラーだった韓国代表MF韓国栄(ハン・グギョン)、MF高山薫の2人がJ1柏へ移籍(韓国栄はその後カタールSCへ移籍)するなど戦力の流出はあったが、フロントや選手からのチョウ・キジェ監督(45)への信頼は変わらずに続投。J1鳥栖から期限付き移籍で今季加入したFW岡田翔平(25)が前半11分にヘッドで突き刺して今季12得点目を決めるなど、新戦力も効果的に機能した。後半には京都の元日本代表FW大黒将志(34)に2得点されて逆転を許したが、後半39分にDF島村毅(29)が左足で豪快に今季初ゴールを叩きこんでJ1昇格を決める勝ち点1をもぎ取った。

 どんなに勝っても、首位を独走しても「去年はもっといい内容で勝てなかったので…」と気を緩めずにここまで来たチョウ・キジェ監督も、試合終了の瞬間、両手で大きなガッツポーズ。喜びを爆発させた。

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