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なでしこ1次L1位突破!吉良 2戦連発で新エース候補に名乗り

[ 2014年9月23日 05:30 ]

<日本・台湾>前半、ゴールを決める吉良(右)

 なでしこジャパンは22日、仁川アジア大会1次リーグ最終戦で台湾を3―0で破った。FW吉良知夏(23=浦和)が2得点に絡む活躍で勝利に貢献。18日のヨルダン戦で3得点した菅沢優衣香(23=千葉)に続いて新エース候補に名乗りを上げた。日本は2勝1分けの勝ち点4で中国と並んだが、得失点差で上回りB組1位で決勝トーナメントに進出。26日の準々決勝はA組3位のインドかC組3位(23日に決定)と対戦する。

【試合結果 なでしこジャパンメンバー 仁川アジア大会】

 落ち着いていた。吉良は前半3分、有吉の右足クロスをゴール前でスルーして阪口の得点につなげると、同32分には川澄の右クロスをファーサイドで待ち構え、頭で押し込んだ。「当てるだけのクロスでした」。2得点した18日のヨルダン戦から、2試合連続ゴールを決めた。

 “大儀見の流儀”で結果を残した。目標はなでしこの絶対的エースFW大儀見。アジア杯では、緊張して自分から話しかけられなかった。帰国後は憧れの人の体幹トレーニングの本を購入し、筋力強化に着手。今大会に向けては別の著書「大儀見の流儀」を買い、「“試合前のアップでは試合を逆算して動く”とか意識の高さが参考になった」とストライカーとしての心得を注入して今大会に臨んだ。

 ヨルダン戦で左ふくらはぎを痛めていたため後半18分にお役御免となったが、十分に存在感を残した。決勝トーナメントに向け「勝たないといけない試合。ゴールに絡んでいきたい」。来年のW杯メンバーに生き残るためにも結果を出し続ける。

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